「App Store」のゲームが「Apple Arcade」へ移植開始!遊び放題へ

2021年4月2日頃より、「App Store」のいくつかのゲームが、定額制ゲーム配信サービスの「Apple Arcade」へ移植されていることが確認できました(参考: Apple Arcadeが過去最大数のゲームを追加し、受賞歴もあるゲームカタログの配信本数は180本を超えるまでに成長)。

「Apple Arcade」での配信が確認されている「App Store」の主なゲームは、「BADLAND+」、「Fruit Ninja Classic+」、「Chameleon Run+」などです。

これらの移植作品は、「Apple Arcade」内の「App Storeグレイツ」、「クラシックコレクション」という新しいカテゴリで扱われています。

「App Storeグレイツ」、「クラシックコレクション」は、主に「App Store」では有料で販売されているものや、ダウンロードは無料で広告付きや追加課金が必要なアプリとなっています。

「Apple Arcade」は、月額¥600、または「Apple One」に加入することで、広告なし、追加課金なしで遊び放題となっています。

つまり、「Apple Arcade」に移植された「App Store」のゲームは、全て広告や追加課金なしで遊び放題となります。

2019年にサービスを開始した「App Arcade」は、これまではパッとしない印象でしたが、今後はより力を入れていくようです。

「App Store」のゲームが「Apple Arcade」へ移植開始

2021年4月2日頃より、「App Store」のゲームが定額制の「Apple Arcade」へと移植され始めました。

「Apple Arcade」への移植作品は、「App Storeグレイツ」、「クラシックコレクション」と呼ばれています。

「App Storeグレイツ」、「クラシックコレクション」の追加によってよって、「App Arcade」でプレイできるゲームの数は、180本以上に増えたようです。

「Apple Arcade」のサービス開始時は、新作のみの配信にこだわっていたようですが、今後はよりユーザー数を増やすために「App Store」のゲームの移植も行っていくようです。

例えば、今回配信された「BADLAND+」は、「App Store」では¥120で販売されている「バッドランド」の移植版となります。

ほとんどのゲームは、「App Store版」と「Apple Arcade版」で同じ仕様のようですが、「Cut the Rope Remastered」は「Cut the Rope」の3DCGによるリマスターに加えて、新たな対応デバイスに「Mac」と「Apple TV」が追加されているアップデート版となっています。

ちなみに、「Apple Arcade」の新作ゲームは「Arcadeオリジナルズ」というカテゴリで扱われています。

このように、「App Store」のゲームが「Apple Arcade」へと移植され始めています。

今後は「App Store」の人気ゲームが続々と移植?

おそらく、今後は「App Store」の人気ゲームが続々と「Apple Arcade」に登場することになりそうです。

というのも、基本的には「App Store」のゲームに少し手を加える(広告や追加課金の削除など)だけで「Apple Arcade」で配信することができるためです。

これによって、「App Store」と「Apple Arcade」の両方で配信して売上を増やそうと考えるデベロッパーも増えてくるのではないでしょうか。

リリースされてから数年経つ有料ゲームは、どうしてもダウンロード数が減ってきます。

そこで、「Apple Arcade」に再リリースして遊んでもらうことで、新たな収益を得ることに繋がるのではないでしょうか。

これはちょうど、「iTunes Store」と「Apple Music」との関係にも似ていて、「App Store」の旧作ゲームも「Apple Arcade」での遊び放題配信を機に再注目されるかもしれません。

ようやくApple Arcadeに本気を出してきた?

「Apple Arcade」は、2019年3月に大々的に発表されました。

当時はアップルがゲームのサブスクを始めると盛り上がったのですが、いざ2019年9月にサービスが開始されると、ラインナップのショボさにガッカリした人も多かったと思います。

それから、翌年の2020年は「Apple Arcade」の話題を聞くこともほとんどなく、このまま終わっていくのではという心配もありました。

ところが、2021年4月になると、突然大型タイトルの「FANTASIAN (ファンタジアン)」と「World of Demons – 百鬼魔道」が配信され、更に「App Store」のゲームが移植されるなど、大幅なラインナップの追加が行われました。

「Apple Arcade」では新たに、「Arcadeオリジナルズ」、「App Storeグレイツ」、「クラシックコレクション」の3つのカテゴリを用意しています。

その中の、「App Storeグレイツ」、「クラシックコレクション」では「App Store」の移植作品を配信しているようです。

「Apple Arcade」はこれまでの新作のみという縛りをやめて、今後はより柔軟に「App Store」のゲームの配信も行っていくようです。

また、かねてから「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」のようなオープンワールドのゲームが配信されるという噂もあるので(参考: 新型Apple TVはA14X(仮)を搭載、ゼルダBOTWに匹敵するゲームも準備中とのうわさ)、今後は、ますます「Apple Arcade」が盛り上がっていきそうです。

このように、アップルは「Apple Arcade」のユーザー数を増やすために本気を出してきたようです。

▼Apple Arcadeがテレビで遊べる「Apple TV 4K 第2世代」もオススメです

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Apple(アップル)

最後に

今回は、『「App Store」のゲームが「Apple Arcade」へ移植開始!遊び放題へ』についてご紹介しました。

このように、定額制の「Apple Arcade」では、「App Store」のゲームの移植版が配信され始めています。

「Apple Arcade」では、新作の「Arcadeオリジナルズ」、移植版の「App Storeグレイツ」、ボードゲームなどの「クラシックコレクション」の3つのカテゴリが新たに用意されています。

ちなみに、「Arcadeオリジナルズ」はiPhone、iPad、iPod touch、Mac、Apple TVに対応していますが、「App Storeグレイツ」と「クラシックコレクション」は対応デバイスがまばらなので注意しましょう。

果たして、「Apple Arcade」は今後どのような展開を見せてくれるのか、楽しみですね。