「Apple TV 4K」の新型と旧型の7つの違い!2021年vs2017年モデル

2021年5月に、新型となる「Apple TV 4K 第2世代」が発売されました。

「Apple TV 4K 第2世代」は、2017年に発売された「Apple TV 4K 第1世代」の後継モデルで、約3年8ヶ月ぶりの新型となります。

「Apple TV 4K 第2世代」では、数多くの新機能が盛り込まれています。

そんな中、「Apple TV 4Kの第2世代は第1世代から何が変わったの?」、「Apple TV 4Kの第1世代から第2世代に買い替える必要ある?」と気になっている方も多いと思います。

そこで今回は、「Apple TV 4Kの新型と旧型の違い」について見ていきましょう。

2022年モデルはこちら: 「Apple TV 4K」の新型と旧型の6つの違い!2022年vs2021年モデル

「Apple TV 4K」の新型と旧型の7つの違い

「Apple TV 4K」第2世代と第1世代の比較表

Apple TV 4K
第2世代
Apple TV 4K
第1世代
発売20212017
リモコンSiri Remote 第2世代Siri Remote 第1世代
プロセッサA12 BionicA10X Fusion
HDMIHDMI 2.1HDMI 2.0a
ストレージ32GB/64GB32GB/64GB
RAM3GB3GB
Wi-FiWi-Fi 6Wi-Fi 5
有線LANギガビットEthernetギガビットEthernet
BluetoothBluetooth 5.0Bluetooth 5.0
動画再生4K SDR 60fps
4K HDR 60fps
4K DOLBY VISION 60fps
4K SDR 60fps
4K HDR 30fps
4K DOLBY VISION 30fps
YouTube4K SDR 60fps
4K HDR 60fps
4K SDR 30fps
カラーバランス対応アップデートで対応
サイズ35 x 98 x 98mm35 x 98 x 98mm
重量425g425g
eARC対応非対応
空間オーディオtvOS 15より対応tvOS 15より対応?

「Apple TV 4K」の新型と旧型の違い1. リモコン

1つ目の「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いは、「リモコン」です。

新型の「Apple TV 4K 第2世代」には、新しい「Siri Remote 第2世代」が同梱されています。

「Siri Remote 第2世代」は、使いにくいと評判が悪かった「Siri Remote 第1世代」を大幅に改良し、新しく「タッチ対応クリックパッド」を採用しています。

「Siri Remote 第2世代」では、リモコン上部の丸い部分を上下左右中央の①クリックで操作したり、スマホのように②スワイプしたり、そして回転させるようになぞる③ジェスチャーで操作することができます。

そのため、昔ながらのリモコンのようにボタンを押して操作することや、「Siri Remote 第1世代」のようにスワイプして操作したり、かつてのiPodのホイールのようにリングを回転させるようになぞって操作することもできます。

ちなみに、「Siri Remote 第2世代」は「Apple TV 4K 第1世代」にも対応しているので、リモコンだけ買って旧機種で使うこともできます。

このように、「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いの1つに、「リモコン」があります。

「Apple TV 4K」の新型と旧型の違い2. プロセッサ

2つ目の「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いは、「プロセッサ」です。

「Apple TV 4K 第2世代」には、プロセッサに「A12 Bionic」が搭載されています。

「Apple TV 4K 第2世代」の「A12 Bionic」と、「Apple TV 4K 第1世代」の「A10X Fusion」を比較すると、処理能力には大きな違いはありません

ですが、「A12シリーズ」の方が動画再生の能力が高いため、後で述べる「違い5. 動画再生」、「違い6. YouTube」に影響しています。

このように、「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いの1つに「プロセッサ」があります。

▼こちらの動画もオススメです

「Apple TV 4K」の新型と旧型の違い3. HDMI

3つ目の「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いは、「HDMI」です。

「Apple TV 4K 第2世代」は、新しく「HDMI 2.1」に対応しています。

「Apple TV 4K 第1世代」では、「HDMI 2.0a」までの対応でした。

「HDMI 2.1」は、4K 120Hzまでの出力に対応しているのですが、「tvOS 14.6」の時点では60Hzまでしか対応していません。

おそらく、今後のアップデートで120Hzの出力に対応すると思われます。

このように、「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いの1つに「HDMI」があります。

「Apple TV 4K」の新型と旧型の違い4. Wi-Fi

4つ目の「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いは、「Wi-Fi」です。

「Apple TV 4K 第2世代」では、新しく「Wi-Fi 6」に対応しています。

「Apple TV 4K 第1世代」では、「Wi-Fi 5」までしか対応していませんでした。

「Wi-Fi 6」では、対応するルーターを使うことで、最大9.6Gbpsの速度で通信することができます。

そのため、4K動画の再生などの通信量を多く使う場合も、より快適に動画を視聴できます。

このように、「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いの1つに「Wi-Fi」があります。

「Apple TV 4K」の新型と旧型の違い5. 動画再生

5つ目の「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いは、「動画再生」です。

「Apple TV 4K 第2世代」では、新しく4K HDR 60fps、4K DOLBY VISION(ドルビービジョン) 60fpsの動画再生に対応しています。

「Apple TV 4K 第1世代」では、4K HDR 30fps、4K DOLBY VISION(ドルビービジョン) 30fpsまでの対応でした。

これによって、「Apple TV 4K 第2世代」では、対応するスポーツなどの4K HDR 60fpsの動画を見ることができます。

このように、「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いの1つに「動画再生」があります。

「Apple TV 4K」の新型と旧型の違い6. YouTube

6つ目の「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いは、「YouTube」です。

「Apple TV 4K 第2世代」では、新しく「YouTube」の4K SDR 60fpsと4K HDR 60fpsに対応しています。

「Apple TV 4K 第1世代」では、「YouTube」は4K SDR 30fpsまでで、HDRは非対応でした。

そのため、「Apple TV 4K 第2世代」では、「YouTube」にある数多くの4K HDR 60fpsのコンテンツを視聴することができます。

このように、「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いの1つに「YouTube」があります。

「Apple TV 4K」の新型と旧型の違い7. eARC

7つ目の「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いは、「eARC」です。

「Apple TV 4K 第2世代」では、新しく「eARC」に対応しています。

この「eARC」の機能を使うことで、テレビの音声を「Apple TV」を経由して「HomePod」などから出力することができます。

そのため、地デジ/BSなどのテレビ放送、ブルーレイ/HDDレコーダーなどの録画機、スイッチやプレイステーションなどのゲーム機といった様々な音声を「HomePod」から出力して視聴することができます。

「HomePod」のスピーカーは、音質やサラウンドの面で高い評価を受けているため、「Apple TV」と「HomePod」を使うことで、簡単にサラウンドシステムを構築することができるわけです。

このように、「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いの1つに「eARC」があります。

以上が、「Apple TV 4Kの新型と旧型の7つの違い」になります。

「Apple TV 4K」の第1世代から第2世代に買い替える必要はある?

ここで、「Apple TV 4K 第1世代から第2世代へ買い替える必要はある?」と気になるところだと思います。

その答えとしては、「HDMI 2.1」、「Wi-Fi 6」、「4K HDR 60fps」、「YouTubeの4K SDR 60fps、HDR 60fps」、「eARC」のいずれかが必要な人は買い替えるのがオススメになります。

というのも、まず新しい「Siri Remote 第2世代」は旧型の「Apple TV 4K 第1世代」にも対応しているので、リモコンだけ別に買うこともできるためです。

次に、「Apple TV 4K 第2世代」の「A12 Bionic」と「Apple TV 4K 第1世代」の「A10X Fusion」には処理能力に大差がないため、処理能力向上に期待して買い替える必要はないと思います。

このように、リモコンと処理能力向上が目的の場合はわざわざ買い替えなくても「Apple TV 4K 第1世代」で十分となります。

逆に、「HDMI 2.1」、「Wi-Fi 6」、「4K HDR 60fps」、「YouTubeの4K SDR 60fps、HDR 60fps」、「eARC」のいずれかが欲しい場合は、新しい「Apple TV 4K 第2世代」に買い替えないと手に入れることができません

特に、「YouTubeで4K HDR 60fpsの動画を見たい」という人は多いと思うので、ここが重要な機能となってきそうです。

このように、「Apple TV 4K 第1世代」から「Apple TV 4K 第2世代」へ買い替える必要があるかどうかは、「HDMI 2.1」、「Wi-Fi 6」、「4K HDR 60fps」、「YouTubeの4K SDR 60fps、HDR 60fps」、「eARC」で決まってきます。

▼「Apple TV 4K」はこちら

created by Rinker
Apple(アップル)

最後に

今回は、『「Apple TV 4K」の新型と旧型の6つの違い!2021年vs2017年モデル』についてご紹介しました。

このように、「Apple TV 4K」の新型と旧型の違いには、①リモコン、②プロセッサ、③HDMI、④Wi-Fi、⑤動画再生、⑥YouTube、⑦eARCなどがあります。

「Apple TV 4K」を第1世代から「第2世代」に買い替える必要があるかどうかは、「HDMI 2.1」、「Wi-Fi 6」、「4K HDR 60fps」、「YouTubeの4K SDR 60fps、HDR 60fps」、「eARC」が必要かどうかで決まってきます。

「Siri Remote 第2世代」は別売りで購入して「Apple TV 4K 第1世代」で使うことができるのと、「A12 Bionic」と「A10X Fusion」の処理能力はほとんど変わらないためです。

皆さんも、あなたにあった「Apple TV 4K」を選択して、快適に使ってみてはいかがでしょうか。

2022年モデルはこちら: 「Apple TV 4K」の新型と旧型の6つの違い!2022年vs2021年モデル

動画版はこちら: