「Mac」と「iPad」はどっちがいい?できることをまとめてみた

2019年9月に新しい「iPadOS (アイパッドオーエス)」が登場しました。

「iPadOS」では、マルチタスキングの進化、新しいホーム画面対応、Apple Pencilの進化、Sidecar対応、テキスト編集の進化、キーボードの進化、フォント管理対応、ファイル進化といった新機能が追加されました(参考: iPadOSで利用できる新機能)。

このように、「iPadOS」の登場によって「iPad」はさらに「Mac」に近づいたことになります。

さらに、2021年4月に発表された新しい「iPad Pro」では、プロセッサに「Mac」と同じ「M1チップ」を搭載しています。

そんな背景から、「もうMacじゃなくてiPadでいいの?」、「MacとiPadはどっちがいいの?」と気になっている方も多いと思います。

そこで今回は、「Mac」と「iPad」はどっちがいいのか、それぞれのできることを見ていきましょう。

「Mac」と「iPad」のどっちにしようか迷っている方も、ぜひ参考にしてみてください。

MacとiPadはどっちがいい?

今回は、「Mac」と「iPad」のどちらがいいのか考える上で、「①Macのみできること」、「②iPadのみできること」、「③MacとiPadどちらでもできること」の3つについて順に見ていきます。

MacとiPadはどっちがいい?①Macのみできること

まずは、「Macのみできること」について見ていきます。

Macのみできること1. プログラミング

1つ目のMacのみできることは、「プログラミング」です。

基本的には、「iPad」ではプログラミングができないので、「Mac」が必要になります。

厳密に言えば、iPadでも「Textastic」などのアプリを使うことで一応コードを書くことはできます

しかしながら、アプリ開発に必要な「Xcode」が「iPad」では使えないため、本格的にアプリを作りたいという場合は「Mac」が必要になります。

このように、「プログラミング」が目的の場合は、Macを選択するのがオススメです。

Macのみできること2. Web制作

2つ目のMacのみできることは、「Web制作」です。

基本的には、「iPad」では「Web制作」ができないので、「Mac」が必要になります。

「iPad」でも一応「Textastic」のアプリを使うことでHTML、CSS、JavaScript、PHPなどを書くことができます

しかしながら、「WordPress」のローカル環境を構築することはできませんし、ブラウザのウィンドウサイズを自由に変更できないので、動作確認をするのが大変です。

既存のコードを修正する程度であればいいのですが、「iPad」でゼロからサイトを作るのは効率が悪いのでオススメしません

このように、「Web制作」が目的の場合は、Macを選択するのがオススメです。

Macのみできること3. 動画制作

3つ目のMacのみできることは、「動画制作」です。

「iPad」では本格的な「動画制作」ができないので、「Mac」が必要になります。

一応「iPad」でも、「iMovie」や「Adobe Premiere Rush」などのアプリを使うことで簡単な動画編集は可能です。

しかしながら、「iPad」のアプリでは読み込めるフォーマットが限られていることや(ProResやRAWは非対応)、きちんとしたカラーグレーディングができるツールがありません

そのため、本格的に動画編集を極めたいのであれば、Macで「Final Cut Pro」や「Adobe Premiere Pro」、「DaVinci Resolve」といったソフトを使うことをオススメします。

また、「YouTube」に投稿するための簡単な動画であっても、「iPad」より「Mac」で編集した方が効率が良いです。

このように、「動画制作」が目的の場合は、Macを選択するのがオススメです。

Macのみできること4. デザイン

4つ目のMacのみできることは、「デザイン」です。

「Mac」では「Adobe Photoshop」、「Adobe Illustrator」、「Adobe InDesign」といったデザインに必要なソフトが使えます

一応「iPad」でも「Adobe Photoshop」、「Adobe Illustrator」がリリースされたので、以前よりは「iPad」でデザインの仕事ができるようになりました

このように、「デザイン」が目的の場合は、Macを選択するのがオススメです。

以上が、「Macのみできること」になります。

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MacとiPadはどっちがいい?②iPadのみできること

続いては、「iPadのみできること」について見ていきます。

iPadのみできること1. Apple Pencil

1つ目のiPadのみできることは、「Apple Pencil」です。

「Apple Pencil (アップル・ペンシル)」は「iPad」でしか使うことができないので、「Apple Pencil」を使って文字や絵を描きたい場合は「iPad」が必要になります。

「Apple Pencil」を使って絵を描くためには、「メモ」や「Procreate」、「Vectornator X」といったアプリを使うことがオススメです。

また、「iPad」と「Mac」を組み合わせて使う「Sidecar」を使えば、「Mac」のアプリで「iPad」と「Apple Pencil」を使うこともできます。

このように、「Apple Pencil」が目的の場合は、「iPad」を選択するのがオススメです。

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iPadのみできること2. iPadアプリ

2つ目のiPadのみできることは、「iPadアプリ」です。

「iPad」用にリリースされているアプリを使うためには、当然ながら「iPad」が必要になります。

「iPad」には数多くのアプリやゲームが揃っていますが、「Mac」向けのアプリやゲームはとても少ないです。

しかしながら、2020年から発売された「Appleシリコン」を搭載した「Mac」では、「iPhone」と「iPad」のアプリを動かせるようになったので、以前よりは「Mac」で利用できるアプリの数が増えています

このように、「iPadアプリ」が目的の場合は、iPadを選択するのがオススメです。

iPadのみできること3. タッチ操作

3つ目のiPadのみできることは、「タッチ操作」です。

Mac」はタッチ操作に対応していないので、タッチで操作したい場合は「iPad」がオススメになります。

このように、「タッチ操作」が目的の場合は、iPadを選択するのがオススメです。

iPadのみできること4. カメラ

4つ目のiPadのみできることは、「カメラ」です。

「iPad」には背面カメラが搭載されているので、カメラを使って写真・動画の撮影や、カメラアプリの使用、ARなどが利用できます。

一方で、「Mac」には背面カメラは搭載されていません(正面はあり)。

このように、「カメラ」が目的の場合は、iPadを選択するのがオススメです。

以上が、「iPadのみできること」になります。

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MacとiPadはどっちがいい?③MacとiPadどちらでもできること

続いては、「MacとiPadどちらでもできること」について見ていきます。

MacとiPadどちらでもできること1. 文章の作成

1つ目のMacとiPadどちらでもできることは、「文章の作成」です。

「Mac」と「iPad」では、どちらでも「文章の作成」ができます

「Mac」と「iPad」はどちらにも「Pages」や「Microsoft Word」などのアプリが使えることに加えて、「WordPress」で記事を書くことも可能です。

実際に、このサイトの記事も「iPad Pro」と「Magic Keyborad」を使って更新しています。

ただし、「Mac」ではキーボードが付属していますが、「iPad」のキーボードは別売りなので、「Smart Keyboard」やBluetoothキーボードを別途用意する必要があります。

このように、MacとiPadのどちらでも「文章の作成」ができます。

MacとiPadどちらでもできること2. 画像編集

2つ目のMacとiPadどちらでもできることは、「画像編集」です。

「Mac」と「iPad」では、どちらでも「画像編集」ができます

「Mac」と「iPad」はどちらにも「Adobe Lightroom」などのアプリで写真のレタッチができることに加えて、「iPad」向けに「Adobe Photoshop」もリリースされました。

このように、MacとiPadのどちらでも「画像編集」ができます。

MacとiPadどちらでもできること3. Microsoft Office

3つ目のMacとiPadどちらでもできることは、「Microsoft Office」です。

「Mac」と「iPad」では、どちらでも「Microsoft Office」が使えます

「Mac」と「iPad」はどちらにも「Microsoft Word」、「Microsoft Excel」、「Microsoft PowerPoint」などのアプリがリリースされています。

このように、MacとiPadのどちらでも「Microsoft Office」ができます。

MacとiPadどちらでもできること4. Webサイトの閲覧

4つ目のMacとiPadどちらでもできることは、「Webサイトの閲覧」です。

「Mac」と「iPad」では、どちらでも「Webサイトの閲覧」ができます

「iPadOS」からは、「iPad」でもPCサイトをそのまま表示できるようになったので、「Mac」でも「iPad」でも同じようにWebサイトを閲覧することが可能です。

このように、MacとiPadのどちらでも「Webサイトの閲覧」ができます。

MacとiPadどちらでもできること5. 動画の視聴

5つ目のMacとiPadどちらでもできることは、「動画の視聴」です。

「Mac」と「iPad」では、どちらでも「動画の視聴」ができます

「Mac」と「iPad」のどちらでも「Apple TVアプリ (iTunes Store)」で4K HDR映画のレンタル・購入ができるほか、Apple TV+、YouTube、Netflix、Amazon Prime Video、AbemaTV、Hulu、Disney DELUXE、GYAO、TVerといった動画配信サービスを見ることができます。

また、「Mac」と「iPad」のどちらでも動画を「AirPlay」してテレビに飛ばすこともできます。

このように、MacとiPadのどちらでも「動画の視聴」ができます。

以上が、「MacとiPadどちらでもできること」になります。

迷ったらM1のMacBook Airがオススメ!

ここで、「MacかiPadかどっちにするか決められない!」という方もいると思います。

その場合は、「M1チップ」を搭載した「MacBook Air」がオススメになります。

その理由は、「M1チップ」はiPad Pro、MacBook Pro、Mac mini、iMacと同じ高性能なプロセッサで、ほとんどのインテルPCのスペックを上回っていることが1つです。

そして、「M1チップ」を搭載しながらも、「MacBook Air」は定価11万円台で収まっているコスパの良さがあります。

同じ「M1チップ」を搭載した12.9インチの「iPad Pro」の場合、128GBでも定価13万円近くしますし、さらにキーボードが別売りなので定価4万円以上する「Magic Keyboard」を追加すると総額で17万円を超えてしまいます

その点で言えば、「MacBook Air」は画面サイズが13.3インチで、「M1チップ」を搭載し、キーボード付きで定価11万円なのでかなりコスパが良いのです。

さらに、「MacBook Air」は重さ1.29kgととても軽いので持ち運びにも便利な点も良いです。

もちろん、「iPad AirやiPad Pro 11インチなどのサイズ感が良い」という方や、「Apple Pencilが絶対必要」という人は「iPad」を選択するのがオススメになります。

そうではなく、「MacかiPadかどちらも構わない」という場合は、ほとんどのソフトが使える「M1」の「MacBook Air」がオススメになります。

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最後に

今回は、『「Mac」と「iPad」はどっちがいい?できることをまとめてみた』についてご紹介しました。

このように、「Mac」はプログラミング、Web制作、動画制作、デザインなどに向いていて、「iPad」はApple Pencil、iPadアプリ、タッチ操作、カメラに向いています。

そして、文章の作成、画像編集、Microsoft Office、Webサイトの閲覧、動画の視聴などは、「Mac」と「iPad」のどちらでもできるので、好きな方を選択していいと思います。

ちなみに、このサイトの記事は「iPad Pro」と「Magic Keyboard」を使って書いていますが、慣れればMacよりもサクサク書けます。

もしも「Mac」か「iPad」か最後まで迷った場合は、「M1」を搭載した「MacBook Air」がオススメになります。

皆さんも、お使いの用途に合わせて「Mac」と「iPad」の最適な方を選択して、快適に使ってみてはいかがでしょうか。