「Apple TV 4K」で「Apple Music」をロスレス、ドルビーアトモスで聞く方法!

今回は「Apple TVでApple Musicをロスレス、ドルビーアトモスで聞く方法」についてご紹介します。

2021年6月8日より、アップルの定額制音楽配信サービスの「Apple Music (アップル・ミュージック)」が、ロスレスとドルビーアトモスに対応しました。

「Apple Music」のロスレスとドルビーアトモスは、追加料金は不要でデバイスを最新のOSへアップデートすることで利用できるようになります。

そして、「Apple Music」のロスレスとドルビーアトモスは、「Apple TV」にも対応しています。

しかしながら、「Apple Music」のロスレスはデフォルトの状態では「オフ」になっているため、「設定」から手動で「オン」にする必要があります。

そんなわけで今回は、「Apple TVでApple Musicをロスレス、ドルビーアトモスで聞く方法」について見ていきましょう。

「Apple TV 4K」で「Apple Music」をロスレス、ドルビーアトモスで聞く方法!

設定からロスレス、ドルビーアトモスをオンにする

▲では、実際に「Apple TVでApple Musicをロスレス、ドルビーアトモスで聞く方法」について見ていきます。

「Apple TV」で「Apple Music」をロスレス、ドルビーアトモスで聞くためには、「設定」から「オン」にする必要があります。

まずは、お使いの「Apple TV」のホーム画面から「設定」を開きます。

▲「設定」を開いたら、「App」を選択します。

▲「App」を開いたら、「ミュージック」を選択します。

▲「ミュージック」を開いたら、「ドルビーアトモス」と「オーディオの品質」の項目が表示されていることを確認します。

もしも表示されていない場合は、「tvOS」を最新のバージョンにアップデートしたり、再起動を試してみましょう。

「ドルビーアトモス」の項目は、デフォルトの状態では「自動」になっているので、このままで大丈夫です。

もしも「ドルビーアトモス」を無効にしたい場合は「オフ」に切り替えましょう。

ロスレスをオンにするには、「オーディオの品質」を選択します。

▲「オーディオの品質」を開いたら、「ロスレス」を選択して切り替えましょう。

「Apple TV 4K 第3世代」の「tvOS 16」の時点では、最大24ビット/48kHzまでの対応となっています。

(今後のアップデートでハイレゾ192kHz対応する可能性もあります。)

▲「ロスレス」を有効にしたら、「Apple Music」のアプリを開いて、ドルビーアトモスやロスレスの対応曲を探してみましょう

試しにアリアナ・グランデの「Positions (Deluxe Edition)」というアルバムを開いてみたところ、「Dolby Atmos (ドルビーアトモス)」と「ロスレス」の記載がありました。

「Apple TV 4K」にHomePodやサラウンド対応のサウンドバー、スピーカーなどが接続されている場合は、サラウンドで再生されます。

視聴はこちら: Positions (Deluxe Edition)

ロスレス/アトモス対応を調べる

▲再生中の曲が「ロスレス」や「ドルビーアトモス」に対応しているか調べるには、楽曲の再生画面で左下にある「情報」を選択します。

▲すると、「ロスレス」、「Dolby Atmos (ドルビーアトモス)」と表記されているのを確認できます。

以上が「Apple TVでApple Musicをロスレス、ドルビーアトモスで聞く方法」になります。

視聴はこちら: One Last Kiss

tvOS 16では48kHzまで

「Apple TV 4K 第3世代」の「tvOS 16」の時点では、「Apple Music」のロスレスは最大24ビット/48kHzまでの対応となっています。

そのため、「ハイレゾロスレス」である最大24ビット/192kHzの再生には対応していません

しかしながら、iFixitの分解レポートによると、「Apple TV 4K 第2世代」には「LC89091JA」デジタルオーディオインターフェースレシーバーが搭載されていることが分かっています(参考: Apple TV 4K 2021の分解 – iFixit)。

そしてこの「LC89091JA」は、最大192kHzまでのサンプリングレートに対応しているようです(参考: LC89091JA: デジタル・オーディオ・インタフェース・レシーバ)。

つまり、「Apple TV 4K 第2世代」以降はハードウェアスペック的には最大24ビット/192kHzの「ハイレゾロスレス」を再生することが可能なのです。

そのため、今後の「tvOS」のアップデートによって、「Apple TV 4K 第2世代」以降が「ハイレゾロスレス」の再生に対応する可能性も十分にあると言えます。

このように、「Apple TV 4K 第3世代」は、「tvOS 16」時点では最大24ビット/48kHzまでの対応ですが、今後のアップデートで最大24ビット/192kHzの「ハイレゾロスレス」に対応する可能性はありそうです。

空間オーディオはtvOS 15より対応

「Apple Music」は、iPhone、iPadなどでは「AirPods Pro」、「AirPods Max」などを使った「空間オーディオ」の再生にも対応しています。

そして、「Apple TV」も2021年秋にリリースされる「tvOS 15」から、新しく「空間オーディオ」に対応することが発表されています。

これによって、AirPods Pro、AirPods Maxなどを「Apple TV 4K」に接続することで、「Apple Music」はもちろん、「Apple TVアプリ(iTunes)の映画」、「Apple TV+」などの作品も「空間オーディオ」で視聴することができるようになります。

このように、2021年秋にリリースされた「tvOS 15」から「Apple TV」で「空間オーディオ」が利用できるようになっています。

詳しくはこちら: 「Apple TV」が空間オーディオに対応!tvOS15(2021年秋リリース)より

▼「Apple TV 4K」はこちら

▼ドルビーアトモス対応サウンドバー「デノン DHT-S217K」もオススメです

最後に

今回は、『「Apple TV 4K」で「Apple Music」をロスレス、ドルビーアトモスで聞く方法!』についてご紹介しました。

このように、「Apple TV」で「Apple Music」をロスレス、ドルビーアトモスで聞くためには、お使いの「Apple TV」の「設定」から手動で「オン」にしましょう。

もしも「Apple TV」の「設定」に「ロスレス」や「ドルビーアトモス」の項目が出現しない場合は、「tvOS」を最新の状態にアップデートしたり、再起動を試してみましょう。

「Apple TV」の「Apple Music」のロスレス、ドルビーアトモスは、HomePodやサラウンド対応のサウンドバー、スピーカーなどで再生することができます。

「tvOS 16」の時点ではロスレスの最大24ビット/48kHzまでの対応となっていますが、今後のアップデートで「ハイレゾロスレス」の最大24ビット/192kHzに対応する可能性はありそうです。

また、2021年秋にリリースされる「tvOS 15」からは、「空間オーディオ」に対応しました。

皆さんも、「Apple TV」を使って「Apple Music」のロスレス、ドルビーアトモスの視聴を楽しんでみてはいかがでしょうか。